ここでは調理師学校のテストで必ず出てくる『じゃがいものシャトー剥き』のやり方について解説していきたいと思います。
専門学校で習ってからウン十年ぶりくらいの実践ですので、お見苦しい点は多々あると思いますが、どうぞ温かい目でみていただければ幸いです。では早速解説していきます。
『じゃがいものシャトー剥き』とは?
シャトー剥きは角を無くして煮崩れしにくくするための剥き方で、ステーキの付け合わせやポトフなどにも使用されてます。
剥く時はフットボールをイメージして剥いていきます。
これ、頭ではわかっていても実はやってみるとなかなか難しいんですよね…
じゃがいもシャトー剥き 下準備
★作業するための台
★包丁まな板(包丁はペティ―ナイフ)
★ピーラー(皮むき)
※ガタつく場合は水で濡らしたタオルや
100均で売っている滑り止めをまな板の下に敷くのもおススメ!
★じゃがいも
じゃがいもを用意します。
流水で泥をしっかりと汚れを落とします
じゃがいもの芽&芽の付け根にはソラニンと呼ばれる毒があります。見つけたら、包丁の根元や芽を取り除ける部分がついたピーラーを活用してしっかりと取り除きましょう。
じゃがいもの皮をむいていきます。
緑がかったはしっかりと分厚めに皮をむいた方が安心です。特に市販されたもの以外の(家庭菜園などの)未熟なじゃがいもは、皮が緑色に変色していなくても、皮をむいて食べる方がいいとのことです。
じゃがいもを4~5㎝の長さにカットします。
(じゃがいもの端は扱いにくいので切り落としておきます。)
まずは半分にカットします。
さらに2~3等分に切って、4~6等分のくし形にカットします。(今回撮影のじゃがいもは小ぶりだったので、4等分にしました。)
こんな感じになるようにカットしておきます。
じゃがいもは皮をむいてから放置してたら赤っぽくなるよ。皮をむいてから調理するまで、時間が空きそうなときは水にさらしておくといいよ
シャトー剥き 包丁 持ち方
小指、薬指、中指でペティ―ナイフの柄の部分をしっかり持ちます。
人差し指は添える程度。親指は開いておきます。
シャトー剥き じゃがいも 持ち方
包丁を持つ方とは逆の手で、ジャガイモを親指と中指でつまむように持ちます。
シャトー剥き やり方・方法
まず自分の胸の前でジャガイモを持ちます。
(じゃがいもをもっている方の中指は、爪を立てるように持つとやりやすいです。)
フットボールの形をイメージしながらじゃがいもを剥いていきます。
包丁の刃の方向としては、じゃがいもの切り始めは包丁をもっている肩側、切り終わりは反対側の肩側だよ
角の部分を順番に剥いていく。(フットボール型をイメージして)
全面剥けたら完成♪
シャトー剥き コツ
シャトー剥きのコツは…あってないようなものなんです…
コツを習得するには卵を使って練習してみるといいです!
包丁の刃を卵に沿わせ奥から手前に沿わせる…という動作を何度か繰り返してみましょう。
そうすると包丁の動きがなんとなくイメージしやすいと思います。
私が私なりにこれがコツかも?と思ったことは『右手も左手も(若干ですが)手首を使う』ことと『ためらわず思い切って剥く』ことです。
『手首を使う』というのは一昔前のドアノブをを開けるとき手首回しますよね?使う動作が良く似ているような気がします。
フットボールをイメージしながら、手首を使う動きを右左互いに違う方向にするとやりやすいです。
シャトー剥きのコツは何度も何度も繰り返すことによって、あるとき「なんか分かったような気がする!」瞬間が必ず訪れるよ
たまたま安いじゃがいもが手に入ったときだけでいいので、一日1個を本気で剥いてみてください!そして自分なりのシャトー剥きのコツを見出しましょう♪
\こちらも練習すると料理レベルがupするよ/
じゃがいものシャトー剥きを『動画』で確認してみる
本気で頑張りたい人は動画もあります♪
\5分くらいの動画だよ/
まとめ
実際シャトー剥きを使う場面は限られていますが調理師学校では今でも大切なテスト項目の一つとして残っているんです。なぜかっていうと、包丁を使う感覚を鍛えるのにピッタリだから。
私も調理師学校で初めて料理を学び始めたとき、たくさんのじゃがいもを剥いて、練習を重ねるうちにだんだんと上手にできるようになりました。
もし料理の腕を上げたいと思っているなら、ぜひシャトー剥きに挑戦してみてね。繰り返し練習することで、きっと上達するよ!