ここでは『包丁の使い方・持ち方・姿勢』について解説していきますね。
某有名調理専門学校に通い、ゼロから教えてもらったことをお伝えいたしますので、どうぞ安心して参考にしていただければと思います。
まずは動画で見てみよう!
文章だけでは分かりづらいと思うので
よかったら動画でも確認してくださいね♪

ゆっくりめだから、時間が無い人は倍速で見てもらっても◎
包丁の各部名称
まずは包丁の各部名称を見てみましょう。
柄(ハンドル)


包丁の持つ部分。手で握る部分で、しっかりと安定感を持たせるために大切です。
口金(くちがね)


包丁の刃と柄がつながっている部分。刃を支える役割を果たします。
峰(みね)


包丁の背の部分。刃の反対側で、通常は手を添えたり、安定させるために使います
包丁持ち方の基本|3種
包丁の持ち方は卓刀法・支柱法・全握法と3種類あります。



覚えないでいいよ。サラッと見て見てみてね!
①卓刀法(卓刀式)|ざっくり切る


卓刀法(たくとうほう)は、
包丁の刃と持ち手のつなぎ目(口金)を、親指と人差し指でつまむように持つ方法です。


残りの3本の指は、柄(え)に軽くそえるだけ。


✔ 包丁が安定しやすく
✔ 細かい作業もしやすい
ので、基本の持ち方としてよく使われます。



この持ち方は、お肉などの食材をざっくりと切るときに使うよ
②支柱法|慎重に切る


支柱法(しちゅうほう)は
親指を柄の根元に、人差し指を包丁の背(峰)にそえる持ち方です。
残りの3本指は、柄を軽く握ります。


✔ 指先に力を伝えやすく
✔ 魚をおろす、パンやケーキをスライスするなど
繊細な作業に向いています。



これは慎重にモノを切りたい時の切り方だよ。
魚をおろすときや、
パン・ケーキ・お肉をスライスするときにもぴったりなんだ。
③全握法(全握式)|固いものを切る


全握法(ぜんあくほう)は、
包丁の柄を手のひら全体でしっかり握る持ち方です。
5本の指すべてで柄を包み込むように握ります。
人差し指は峰にそえません。
ただし、細かい作業にはあまり向いていません。


この持ち方は、
✔ 力が入りやすく
✔ 固い野菜(カボチャ・大根など)を切るときや
✔ 肉の塊をざっくり切りたいとき
など、パワーが必要な場面で使われます。



硬い食材をカットする時はこの持ち方だよ
包丁を使うときの立ち方と姿勢のコツ
準備するもの
★作業するための台


★包丁まな板


※ガタつく場合は水で濡らしたタオルや
100均で売っている滑り止めをまな板の下に敷くのもおススメ!


立ち方
➀まな板にこぶし一個分くらいあけて


②平行に立つ


③肩幅位に足を開いて


④利き手側(包丁を持つ側の足)を半歩後ろにひいた状態で包丁を持ちます


上から見たらこのような感じです。


⑤できれば背筋をのばして自然体で立つのが理想です





これがカットする際の基本の姿勢だよ!
材料の置き方と姿勢
➀材料もまな板と平行に置きます


②利き手で包丁の柄を持ちます。


③まず包丁と自分の腕が一直線になるように意識します。


④包丁を持っている方の足を半歩後ろにひいた状態で、包丁は材料に対してまっすぐ直角に包丁が当たるように微調整してください。
(食材を切っている最中もこの包丁と腕が一直線になっている状態を意識して切っていきます。)


⑥脇はひらかずに、軽く閉じてください。


包丁を使うときの左手の正しい持ち方
➀中指、人差し指の第一関節の側面に包丁をあててカットしていきます。


お手本は猫の手です


とにかく指を…指を曲げて!!!特に忘れがちなのが、添える方の親指。


材料を持っている親指も、しっかり曲げて下さい!


✕ NG例
食材を持つ場所が包丁と少し離れていたり、指が伸びていたりしても非常に危険です!
大けがになりかねません。





慣れるまでゆっくりゆっくり丁寧に!安全第一!
よくある疑問|押す引くどっちが正解?



食材を包丁で切るときって、押す?引く?それとも上から抑えるの?



包丁って材料の上から押しただけじゃ切れないよ。



切れたとしても材料の繊維がつぶれてしまうから
押して切るか、引いて切るといいよ。



へぇ~そうなんだぁ



まずは『固い』ものは『押切り』





『柔らかい』ものは『引き切り』で切ってみよう。


包丁の種類や食材の状態によって、押切りや引き切りの使い分けはさまざまです。
まずは、正しい包丁の持ち方や姿勢を意識して、いろいろな食材を切ってみましょう!



色々試して、自分に合った切り方を見つけていこうね!
下記の3つの切り方を練習すると
\料理がグンと上手くなるよ!/




まとめ
包丁の使い方や姿勢を練習すれば、
食材を早く・きれいに切れるようになり、
時短にもつながります!
大切なのは、材料の大きさを揃えること。
これができると、火の通りも均一になり、料理がさらに美味しくなります!
無理せず、時間があるときに少しずつ練習してみてくださいね!
最後までありがとうございました!